竹間沢地区
竹間沢という地名の由来は、竹の林に湧き出る清水が細い流れをつくっていたことから、「竹の間の沢」と呼ばれ、竹間沢となったそうです。
地区内にある「こぶしの里」は、今では三芳町で唯一湧水が出る場所。その辺りを鎌倉街道と呼ばれる古道が通る竹間沢地区は、実は三芳町のなかでは最も早く人が住み着いた地域といわれています。
この地に伝わる伝統芸能である竹間沢車人形は江戸時代にはじまり、近世に一度は衰退したものの、昭和47年に復興。
現在は竹間沢車人形保存会の皆様によって守り続けられ、埼玉県の指定文化財になっています。
(参考文献「三芳の歴史」みよしほたる文庫4)
竹間沢小学校では、毎年4月に4年生の総合的な学習の時間で、竹間沢ホタル育成会の皆様のご指導のもと、ホタルの幼虫の放流を実施しています。
また、令和2年度より竹間沢車人形保存会と共楽会の皆様より、6年生の総合的な学習の時間「引き継ぐ伝統」で車人形と竹間沢地区に伝わるお囃子を教わり、年度末にはそれらを児童たちだけで演じる発表会を行っています。