6年生がビオトープ学習を行いました
1月26日、6年生がビオトープ作業を行いました。今日の作業も、おおたかの森トラスト代表の足立さんをアドバイザーとして、「バッタのビオトープ」に「虫元気」を作ったり、「トンボのビオトープ」の整備をしたりする作業を行いました。
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初めに、1組が「バッタのビオトープ」に「虫元気」を作りました。先週、保護者・地域の方々が剪定した枝や幹をさらに細かくして、すでに準備されていた杭の中に積み上げていきます。子供たちはのこぎりを使って枝や幹を切っていきます。初めは、片手でのこぎりを扱っていた児童も周りの友達の声かけや片手で切るのが切りにくいことに自ら気付き、次第に両手を上手に使って切れるようになりました。「よし、切れた。初めてだけどだんだん慣れてきた。」や「家の手伝いで似た作業をしたことがあります。」などと話をしていました。この「虫元気」はやがてカミキリムシやダンゴムシ、カナヘビなどの住み処になるのです。
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続けて、2組、3組は、「トンボのビオトープ」にある池の周りに土を盛ってより安全に観察できるようにする作業を行いました。土を掘り起こす、土を運ぶ、草を切る、土をならすなどのグループに分かれました。まず、土を盛る場所の整備です。「今日は草を抜くのではなく、切る作業です。木と見分けを付けながら草を根元から切ってください。」と講師の方から話がありました。草は抜きとるのではなく、ハサミで根元を切りました。土の中にコオロギやバッタの卵がいるからです。草を切る児童は「これは木? 草? 微妙だな。」と考えながら丁寧に作業をしていました。
また、池の周りに盛る土は、「バッタのビオトープ」にある土をスコップで掘り、一輪車に積み込んで運びます。「入れすぎると倒れるから入れ方、考えてね。」と一輪車を運ぶ児童が、土を掘り起こしている友達に伝えると「わかった。任しておいて。」など声を掛け合いながら意欲的に作業をしていました。そして、池の周りに運ばれた土を鋤簾でならし、最後にみんなでならした土を踏み固めました。
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今 日の作業は、道具の使い方、チームワーク、学年の連携など「さすが、6年生」といえる働きぶりでした。あっという間に素敵な「バッタのビオトープ」や「トンボのビオトープ」となりました。これから春に向けて、バッタやカマキリ、カナヘビなど様々な生物が育まれる環境が整えられてきました。